とあるアニメ制作会社で、制作進行として働いているAさんがいた。
ある日、Aさんは制作スケジュールがギリギリの中、コピー機で大量の絵をスキャンする作業を深夜まで続けていた。
同僚の制作進行のBさんは、Aさんより先に会社を出て帰宅したが、Aさんはその後も会社に残り、徹夜で作業を続けていた。
翌朝、Bさんが会社に出勤すると、床に大量の紙が散らばっており、よく見てみると、それらの紙には全て人の顔をアップにしたような画像が印刷されていた。
コピー機の方を見ると、フタの隙間の紙を挟む所に顔を突っ込んで寝ているAさんの姿があった。
Bさんは
「疲れてそのままコピー機に突っ伏して寝てしまったのかな?」
と思い、Aさんに声をかけたが、返事がない。
仕方なくAさんの背中を叩いて起こそうとしたが、Aさんは起きない。
コピー機のフタを開いてAさんの顔を見てみると、青白く、まるで生気がない。
もしかして、寝ているのではなくて……
死んでいる?
ということは……
床に散らばった紙に印刷されていたのは、過労死してしまったAさんの死に顔だった……というお話。
この怪談は、10年以上前に当時私が通っていたアニメーション専門学校の先生が話していたもの(を、うろ覚えの部分を自分なりに補完して再構築した話)で、
自分で恐怖体験や心霊体験を全く持っていない私が唯一他人から聞いたことがあった怪談なんだけど、
ずっと忘れていたけどつい最近思い出して、
「YouTubeの怪談チャンネルに投稿してみようかな〜」
なんて思っていたのだが…
「投稿する前に、もし被ったらマズいから似たような怪談がないか一応調べておこう」
といういつもの検索癖が発動して調べてみた結果…
121 名前:暇人 投稿日:03/03/19 19:03 ある学校で年配の先生が あまり使われていないコピー室で大量の
プリントのコピーをしていた。あまりに量が多く その先生は学校に最後まで
残ってしまった。そんなとき、先生は持病の心臓発作で意識を失い
コピー機にたおれこんでしまった。冬の寒い日で 次の日の朝 たまたま掃除用具を
探しにきた生徒に発見され すぐ救急車が呼ばれたが
122 名前:暇人 投稿日:03/03/19 19:04 なくなってしまっていた。そのコピー室自体、あまり使われない旧校舎にあり
しばらく閉鎖状態になっていたが 生徒会の書類を作成するため ひとりの生徒が
そのコピー機を使った。 電源をいれ、印刷の原本の準備をし始めたとき
スタートボタンを押してしまった。するとその先生が指定した枚数だけ
先生の死に顔が印刷され始めたのだった。
あちゃー…やっぱりね。
しかも2003年って…この手の話、22年も前からあるんかい!
舞台を学校からアニメ制作会社に移しただけの創作の可能性大じゃんか!
というわけで、YouTubeの怪談募集に投稿するのは諦めましたとさ。
ただ、制作進行は実際にスキャン業務やコピー業務が多いし、制作進行が過労死するという話も稀にではあるけど実際に起きている事象なので、
フィクションの中に実在の地名など本当の情報を混ぜることで、真実味を帯びさせて怖さを増幅させるというテクニックなのかなー(考察)